今日も秘密。





チュン…チュン…


部屋に差し込んだ眩しい光は時が過ぎたことを示した。


「…」


玄関でずっと立っていた僕は自分で自分を哀れだと思った。

帰ってきたら抱きしめてあげよう、そう思って何時間も玄関に立っていた。


熱も上がってきてフラフラの状態だし、水城先輩が帰ってこないせいで、精神もおかしくなっている。

どうせ会社には行けない。

水城先輩の分も連絡しておこう…


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