今日も秘密。



―バンッ


チリンチリン…



中にいた客と店員は一斉に僕のほうを見たが、そんなのは気にしない。

「…っお客様、何名「優斗ー!こっちだよーっ!」


窓際の席から満面の笑みで手を振る舞花がいた。




「…久しぶり」

何年ぶりかに再会した舞花は少し大人っぽくなった。

「うん!」

「ところで水城「ねぇ優斗、コーヒー飲むっ?」

「あ、あぁ」


舞花はいつも人の話を遮る。

そこだけは昔っから変わらない。




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