アップル☆マジック♪プリンセス
「本当ですか!?」


「あぁ。わしは元々、迷信など信じないタイプじゃからな。本人が違うというのが、本当か嘘かは、眼を見て分かる」


そう言うと総長は、さっきまでの気難しい顔を一変させ、髭の奥でニッと笑った。


「ありがとうございます!!」


リアンは、感謝の思いでいっぱいになり、深く頭を下げた。




そして村長は、ふいに真剣な顔になり、手を組んでそれに顔をのせた。


「そなたが来たのは、わしの盗まれた時の状況を聞くためじゃな?」


「はい。そうです」


リアンは頷くと、部屋の棚を指差した。


「あそこに、ガラスボールやリボンはあったんですよね?」


リアンの質問に村長は深く頷いた。
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