アップル☆マジック♪プリンセス

それから数日。


リアンは近所の家の捜索に当たろうとした。


だが......


「家の捜索?犯人を捕まえるためとはいえ、他人の家を荒探しするのね。さっすが悪魔の娘」

「盗人を捕まえるねぇ......。ま、犯人はだいたい分かるけどね。例えば、私の前に立っている悪魔とか?」


と相手にしてくれる家は無かった。


中には、ドアを叩いても、「悪魔は立ち入り禁止でーす」と顔を出してくれない家もあった。


リアンもさすがに、これにはこたえた。




家で、洗濯物を畳みながらリアンはため息をついた。


「ハァ――――......」


ズーンと肩を落とす。