アップル☆マジック♪プリンセス
夜。


リアンは、窓から夜空を見ながら、夕方の事を思い出していた。


自分の頭にまだ残っている、優しい感触。


その事を考えると、何故か顔が熱くなった。


「私、変態だ......。感触の事思い出すとか」


そう呟いて、窓の枠に頭を預ける。



すると――――。


――――バンッ!!


急に部屋のドアが開かれ、エルがニコニコと笑って立っていた。


「リアン、どう!?犯人わかった!?」


あまりに激しい登場だったため、少し固まる。
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