ハッピー☆ウエディング
天国から地獄!?
あの夢のような夜は過ぎ、あたしは今でも時々甘い時間を思い出す。
「きゃ~~」
あたしはベッドにダイヴして足をバタバタとばたつかせる。
「はあ…」
そして冷静になったあたしは今まさに、目の前の携帯と睨み合っている真っ最中。
「……なによ…」
あたしは鳴らない電話を見つめる。
「なによなによ!する事したらいらないってわけ~!?」
バフバフッ!!
そう一人で嘆いてクッションで携帯を隠す。
……むなしい・・・
とか思いつつも、自分の体がそんなに魅力あったとも思えないし。
だからって体が目的なんてわけ絶対ありえない!
…んだけど。
あの日以来、いっこうにあたしを呼ばない携帯をただ見つめては溜め息をつく毎日が続いていた。