ハッピー☆ウエディング
慶介の瞳をしっかりと見据える。

メガネの奥の、綺麗な瞳・・・

その中に吸い込まれそうになってしまう。





ダメだ!





あたしは、慶介の絡まみつくような視線から顔を背けた。

きっと、ダメって言うに決まってる。


慶介だもん。



そーゆうの厳しそうだし。





あたしは一人諦めて、慶介を見上げた。



「・・・あたし、帰ります。雪絵さんに渡すものは渡したから」

「もう少し待ってろ。あとでお昼でも一緒に食べよう」

「え?」



あたしは驚いて顔を上げた。




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