ハッピー☆ウエディング
妹、現る。
次の日。
あたしは、1日うわの空で授業を受けていた。
今まで、あたしは『慶介と結婚する』と言う、安心感に浸っていたのかもしれない。
急に言われた慶介の一言で、あたしはその言葉通りの疑問を持ってしまっていた・
あたしはこのまま、慶介と結婚してもいいのだろうか・・・・
てか、事の発端はなんだったのだろう。
運命の事件が起こったあたしの誕生日から、すでに4ヶ月は経とうとしていた。
季節は、本格的に冬に突入しようとしていた。
「さむ~」
校門に向かってあたしは寒さに身を震わせながら歩く。
いつもは美羽と一緒に帰っていたんだけど、その日だけは一人で帰路についていた。
たくさんの生徒が行きかう時間。
部活やらなんやらで、ごった返している。
校門まで差し掛かって、あたしは足を止めた。
正確には、止められた。