ハッピー☆ウエディング
あたしは、言われるがままにそそくさとその指示に従う。
さっさと先に行ってしまった慶介の後を小走りで追った。
マンションの中に入る時に上を見上げた。
1、2、3・・・・・8階建てだ・・・・
セキュリティーもしっかりしているようで、慶介は素早く番号を押している。
エレベータが止まったのは、8階だった。
[一ノ瀬]
と書かれた部屋に通される。
「どうぞ」
慶介は先にあたしを部屋に入れた。