ハッピー☆ウエディング
『しょうがないな・・・』
と言うような顔をして、慶介は目を細めた。
そしてゆっくりゆっくり近づく慶介。
あたしはそれに従って目を閉じた。
唇に柔らかくて甘い感触。
まるでなにかを確かめるようにその角度を変えていく。
一度離れて、また重ねた唇からあたしの体は熱を帯びる。
胸が締め付けられて息も出来なくなる。
何度も。
何度も・・・・。
何度も・・・・・・・・・。
キスだけじゃたりないょ・・・・
もっとあたしに触れて欲しい。
一度だけお互いを求め合った。
それからはなにもないあたし達。
一つになるという事。
それは、相手をもっと好きになるという事。
忘れられなくなる。
また触れて欲しいと思ってしまう。
どんどん欲張りになる自分が怖くもなった。