ハッピー☆ウエディング
「・・・そんな、受け取れません!」
「いや。これはけじめだ。許してもらおうとは思っていないが・・・。
こうでもしないと私の気持ちが収まらないんだ」
社長はその包みを取るとお父さんの手に無理矢理持たせた。
手元に視線を落とし、困っている父。
あたしは他人事のようにそれを眺めていた。
一度も目を合わせようとしない慶介。
なにか言ってよ・・・・・?
社長でも・・・。
お父さんでもない・・・・・。
あたしは慶介から聞きたいよ・・・・。