ハッピー☆ウエディング
HAPPY★CHRISTMAS
――――・・・・
―――・・・
「ほらぁ起きて。遅くなっちゃうよー」
あたしは、ダブルベッドで気持ち良さそうに寝息をたてている彼の肩を揺らした。
「ん・・・もうちょっと・・・」
彼は、しゃがれ声でそう言うと顔を歪めて布団に潜り込んだ。
「もぉ、でもこれで3回目だよぉ?・・・・・・・」
むふふ・・・
でもこれって新婚さんっぽいよね?
実は、この瞬間が1番好きだったりするんだぁ・・・
結婚して半年。
毎朝のあたしの楽しみなんだ。
なんて、1人で含み笑い。
はッ!
ほんとにこんな事してる場合じゃないんだってば!
だって、だって今日は・・・・
「ちょっとぉ!慶介ッほんとにやばいってば・・・・・わッ!」
布団を引っ掴んで大きな声でそう言ったと同時にあたしは強い力で引っ張られていた。