ハッピー☆ウエディング


この、ロマンティックな雰囲気をあたしが独り占めしている事がまた嬉しくてついつい、ちょっとだけ泳いだりしちゃう。



こんな事、誰かいたんじゃ出来ないもんね。



バシャバシャ



大きなお風呂をとりあえず1周した。
あたしは満足した、また肩まですくんだ。
目を閉じてお湯が流れる音を聞く。


静かな時間が流れてく。


やっぱり温泉来てよかった。


こんなステキな時間を過ごせたんだもん。




そろそろ、上がろう。



あたしはゆっくり立ち上がった。





その瞬間――――






ガラガラ・・・・・・・






誰かがあたしと入れ替わり深夜の温泉に入ってきた。




あたしだけじゃなかったんだ。




そう思って、湯気ではっきり見えないシルエットを見た。
その影はだんだん近づいてくる。



あたしはなんだか違和感を覚えてその影を凝視する。





「?」





・・・・・・って、まさか・・・・・・・











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