ハッピー☆ウエディング
うんん!!
そんな事、今はどうでもいいの。
それより、今の危機的状況をなんとかしたい。
慶介は何を思ったか、ジリジリトあたしに近づいてくる。
「なっなに?」
慶介が近づくぶん、あたしは後退りする。
ジリジリ・・・
「!?」
あたしは背中の感触に振り返る。
もう、そこには壁があり、これ以上さがる事は出来ない。
ひえーーーー!!!!
あたしは、ウルウル涙目になる。
慶介はなおもあたしに顔を近づける。
そして、手がゆっくりあたしの手を握りしめた。
ああ・・・
もう捕まりました・・・・
あたしは観念して慶介を見上げる。