ハッピー☆ウエディング
もう少し!!!
目を凝らしていると、湯気の中の影がだんだんはっきりと見えてきた。
来た来た。
・・・・・え?
ちょっと、こっち来るよね!?
あんまり来ないで~~~!!
なんて、思いながらあたしの好奇心はかき立てられた。
じっと2人のシルエットを見つめた。
え?
ま、まさか・・・・
この人って・・・・・・
岩1枚隔てただけの間にあたし達はいる。
あたしはゴクリと生唾を飲んだ。
なんでこの人が!?
嘘でしょ!!!!!
その瞬間あたしは声をあげそうになっていた。