ハッピー☆ウエディング




一晩明けて、あたし達はバスの中―――





なぜか、両親に挟まれて座ってるあたし。






あたし達が座る後ろの席で亮は、顔をしかめて窓の外を眺めている。






慶介は、バスが違う。







「・・・・・・・・」



「・・・・・・・・・・・・・・」





昨日の一件は慶介が、包み隠さず全部話した。



黙ってればいいのに、全部!!!







案の定、あたしはめちゃくちゃ叱られて、慶介には迷惑かけましたと頭を下げさせられ・・・




てか、謝ってほしいのはこっちだっての!!




裸見られたんだよ!?





慶介はその事にはふれてこなかったけど・・・・・






ん?




もしかして慶介・・・





あたしの体見て幻滅した!?




だから何も言わないの!?




そうだったのか――――!!!







「はあ・・・・」




あたしは、がっくりとうな垂れた。




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