LOVERS♥HOLICK～年下ワンコと恋をして

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着信ランプがポケットの中で点滅していた。

確認しようと画面を開こうとしていると

「お疲れ様です！」

提携している大阪の通販会社社長秘書の女川さんに

声を掛けられた。

課長のお伴で打ち合わせ会議に参加していた僕。

もしかしたら柊からかもしれない着信を確認したくてたまらなかったが、

いつもの作り笑顔で、

「お疲れさまでした。」

と答えた。

「社長が、この後懇親会をと言っているのでぜひ参加してくださいね。」

「はいもちろん。ありがとうございます。」

女川さんはそれを聞くとにっこりとして、

「では後ほど。」

と、会釈をして離れて行った。

僕はそれを見送り、急いで画面を確認した。

「なんだ。」

僕は画面を見るなり、いやな気分になった。

”神宮零斗”