LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
PPPPPPPPPPP…

スマフォのアラームがけたたましく耳元で鳴る。

「ん……起きなきゃ」

身体を動かそうとして、

腕が異常に痺れているのを感じた。


げっ


彗の頭が腕に思いっきり乗ってて

痺れているんだ。


彼氏に腕枕って、

普通逆じゃないのかしら。


まあ、私達のふつうなんて言葉はあまり当てはまらないか。


腕を彗から外して、

痺れる手で、スマフォをなんとかスクロールして予定表を確認する。


そっか今日は朝から会議が入ってるんだ、

新店舗の事だったっけ。


店長は笠島さんにほぼ決定だったけど、

彼女が望んでいないなら、

希望通りとはいかなくても力になってあげなきゃな


ミシッ

ベットから抜け出そうとすると、

身体のあちこちが痛い

昨夜の彗は激しすぎるんだもの

それにしても……


「ヤバいなあ、もう若くないから……」


「ヤバいって何が?」


強い力で引き戻される。


「ちょっとっ彗!」


「ひどいよ、僕を置き去りにするつもり?」


「置き去りって、仕事行かなきゃ。」


「休んじゃいなよ。」


「馬鹿ね、そしたら彗、主夫になれないわよ。


 あなたは仮病でこっちいるんだから、

 大人しくしときなさいよ。」


「へイへイ」


彗はニヤリと悪戯そうに笑うと、両手をホールドアップして

バスルームに消えって言った。










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