LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
キィ-------

思い気のドアを開けると、

中から笑い声が聞こえてきた。

-----ぁははは----…

「!、彗?」

俺の目の前に、

小柄な小さな女性と、

背の高い赤毛の女性が親父と親しそうに話していた。

赤毛の女性が、すごい勢いで俺のもとに走り寄り、

きゃあっ

と奇声を上げた。

「やだ、そっくりじゃない!

 レイこれじゃあ、自分の子だと認めないわけにはいかないわね」

俺の顔をべたべたと触りながら、

あははっと大きな声で耳元で笑う。

まさか、まさか?

その無作法な人の手をはねのけられない。

判ってしまったからだ、

この図々しい態度で俺を触る人は


俺の……

「母さん?」

母親だと直感してしまった。

「うん、久しぶり彗!」


首に細い腕を巻きつけて

俺に抱きついた。



物心ついたときにはいなかった母だけど、

俺をずっと育ててくれた大好きだった亡き祖母にそっくりだった、










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