LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
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夢みたいだった。
あれは本当に現実のことだったのかな。
「柊、時間じゃないの?」
「あ、ホントだ。」
あわてて席を立ちあがる。
「あ、いいよいいよ、
俺かたずけておくから早く行って。」
「うん。ごめんね。
彗、いつ帰るの?」
「ああ、多分一週間かな?」
「そっかあ。そんなに会えないんだ。」
「さみしいの?」
「うん。」
「よかったな。」
「何が?」
「柊にそんな顔して貰えるなんて、
思い切って転職した甲斐があったってことだ。
いいこで待ってたら、ご褒美あげるね柊」
「ばあか」
へへっと笑う彗。
最近ちょっと上からなわんこ。
そんな調子に乗ってるとこも愛しくて
「行ってきます!」
「僕も行ってくるね。」
甘く重なる唇が、
お互いの体温を確認する。