LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「ねえ、柊、
戻りたくなったりする?
昔の自分に。」
「う~ん。それはないかな。
今の、彗との関係は心地いいと思うし、
仕事も楽しいもの。」
「なら、幸せってことだ。」
「うん。そうかな。」
「彼はどう思ってると思う?」
「そうね…」
みおんちゃんを抱っこして歩いてくる彗を見ながら、
そうよね。
彗はどう思ってるのかしら。
愛してると言ってるけど、
もし、その先にと望んだとき、私の手を離さないでいてくれるのかしら。
たとえ繋いでいてくれたとして、
今と違う環境になって愛し続けてくれるのかしら。
「ごめん。
不安にさせるつもりはないの。
あなたには幸せになって欲しい柊。
あたしの分まで。」
「あかり?」
「遺言みたいで変だね。」
そう言うと両手を広げて美音ちゃんを呼ぶ
彗の手を離れ笑顔で駆け寄る美音ちゃんがあかりの腕の中に飛び込んだ。
その光景はスローモーションで私の心に弧を描いた。
後ろで驚いて大きく見開いた瞳の彗の顔。
進んでもいいんだよ。
そう誰かが囁いた気がした。
戻りたくなったりする?
昔の自分に。」
「う~ん。それはないかな。
今の、彗との関係は心地いいと思うし、
仕事も楽しいもの。」
「なら、幸せってことだ。」
「うん。そうかな。」
「彼はどう思ってると思う?」
「そうね…」
みおんちゃんを抱っこして歩いてくる彗を見ながら、
そうよね。
彗はどう思ってるのかしら。
愛してると言ってるけど、
もし、その先にと望んだとき、私の手を離さないでいてくれるのかしら。
たとえ繋いでいてくれたとして、
今と違う環境になって愛し続けてくれるのかしら。
「ごめん。
不安にさせるつもりはないの。
あなたには幸せになって欲しい柊。
あたしの分まで。」
「あかり?」
「遺言みたいで変だね。」
そう言うと両手を広げて美音ちゃんを呼ぶ
彗の手を離れ笑顔で駆け寄る美音ちゃんがあかりの腕の中に飛び込んだ。
その光景はスローモーションで私の心に弧を描いた。
後ろで驚いて大きく見開いた瞳の彗の顔。
進んでもいいんだよ。
そう誰かが囁いた気がした。