LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
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「可愛かったですよね、みおんちゃん」

「あら、浮気?」

「え?そうきますか?」

「ふふ」

あかりたちと別れてから、

イタリアンレストランでピザをシェアしながら、

やたら何度も美音ちゃんのことを言う彗に

確かにちょっとやきもち焼いてたかもしれない。

「やっぱ最初は女の子がいいかなあ。

 柊に似て目の鋭い子がいいな。」

「は?鋭くなんてないわよ。私」

「俺はタレ目だから羨ましいんだよね。褒めてるつもり。」

「褒められた気がしないわ。」

彗は、目を細めるように私を見て、

急に真面目になった。

「良かった、先に進めそうですね?

 美音ちゃん効果かな?」

「え?」

「柊は先の話をするのすごく嫌がってたから。

 俺としてはかなり気を使ってたんですよ?」


「彗……」

「俺はもっと先の未来見てるんです。

 柊との未来。

 ずっとこのままでいいなんて、

 そんなこと思ってないですから。」









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