LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「怖っ、何?あれなの、

 結局お前らあれからずっと付き合ってるんだ?」


「ええ、付き合ってるんです。

 あなたとは違って僕は一途ですから。」


「そりゃ、どうもごちそうさま。

 まあ、
 ひとりで待ってるとは思わなかったから、驚かないさ。

 けど、続いてるとはね? 

 柊が、こんな年下君で満足するわけないって、

 思ってたんだけどな。」


「か、勝手なこと言わないでよ!

 私のことなんて、理解しようとなんてしたことなかったくせに!」


「ふ~ん。ムキになっちゃって、まさか図星だったの?」

「ちがっ」


まるであたしの心を見透かして言うみたいに、

あたしに視線を送る。


「彗、違うわよ」


私のいいわけの言葉を彗は手で制して、

陽向にきっぱりと言い放つ。


「結婚するんです!

 もう、あなたの入る隙はないんです。」


「けっこ…ん?」


「彗っそれは…」


「まだ柊からはOKもらってないけど、

 僕は彼女以外考えられないんですから」








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