LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
あははっ

その言葉を聞いてなのか、

陽向は笑い出した。

「悪い……、悪ふざけ過ぎた、

 あ、でも、もしかしたらっていう


 そんな気持ちもあったのは否めないか…

 はいこれ、ブラジル土産。

「カーニバルクッキー」」


「あ、ああどうも。」


「それと招待状。二人で来てよ。」


「これ……ほんとに?」

「まあ、いわゆるお決まりのってやつだけど、

 結構いい奴なんでさ、そのための一時帰国。

 またブラジルに戻るから。」

「そうなんですか。」

「悪かったな、まあ、、俺も最後コイツの顔見たかったんで、

 こいつ結構ツンデレっていうか、脆いからさ、

 大事にしてやってよ。」


「わかってます。言われなくても。」


「そか。余計なお世話か。じゃ、俺は行くわ、

 ほんともう来ないと思うわ。

 幸せにな。」


「あの!

 ありがとうございます。

 結構頑丈な壁だったんで、

 キッカケいただくて助かりました。」


「そっか、塩送っちゃったのか。ははっ」


私を挟んで男たちが話している言葉を

彗の胸に押し付けられたままの状態で聞いている。

もう、どうしたらいいのよ

いつ顔をあげたらいいかタイミングが見つからないじゃないの~っ!



 

 
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