アニメオタクですいません。

体育館。
少し歩いただけでギシッという音がする。

窓を開けても熱はこもったままで、そこに男子と女子が密集…ついでに運動もする。



_______つまり何が言いたいかというと。



「体育マジ滅べ」
「…あんたまだ言ってんの?」
「私はこの世から体育を滅ぼすことを諦めていない。」


現在は男女別れてバスケ中。
私と優葉は次の試合に参加予定なので、今は見学している。


「よし、そんじゃ男子見に行きますか~!」


私はむりやり優葉に引っ張られた。


行きたくねええええ!
そんな本心が口から出ないように、手で口を抑える。


「ほらっ!やっぱりかっこいいなぁ~!夜月くん!」


優葉の目線には1人の藍色っぽい髪の男子。
彼の名は“夜月真澄(ヤヅキマスミ)”。


容姿端麗、成績はいつも1位。
神沢くんに負けないくらいのイケメンだ。


彼も有名人の1人である。


「さすがブルーライト!」


…彼のあだ名は“ブルーライト”。
青色…正確に言えば藍色だと思うが、そんな髪色に夜月の月でブルーライトってわけだ。


そんな夜月くんがシュートを決め、女子が騒ぐ。


「夜月くんと神沢くんの対決、見たかったな~」
「神沢くんはいないの?」
「保健室で寝てるんじゃない?」


サボリか、
凄く正しい選択だと思うよ。
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