アニメオタクですいません。


私もできることならサボりたかった…

ピーッ!
試合終了の笛が鳴った。


「どれ!男子の前半の人の試合が終わったってことは、女子も終わったわね!私たちの出番!」


優葉は張り切っていた。
そういえば優葉…体育得意だったね。


「行きたくないよ~!」
「わがまま言わない!」


壁にしがみつく私を引きはがそうとする優葉。


「…私体育苦手なの」
「知ってるわ!」


私はどの教科よりも体育が苦手だ。
家に帰ってアニメが見たい。


そんな時だった。


「危ない!」


みんなの視線が私に集中した。


「えっ…」




空中に飛ぶ、バスケットボール。


そのボールは…


_______ガコン!!!!!!!




「莉乃!?」


私の頭に直撃した。
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