アニメオタクですいません。
そう、相手はさっきまで一緒にいた夜月真澄。
「ど、どうしちゃったの!!さっきまで…!」
さっきまで紳士的で優しかったじゃん、
なのに…ブスとか言って自己中で…
あと…なんでこのお店に!?
「お前マジうざい」
すると夜月くんは言った。
「ここまで来ると仕方ないか…猫被ってんの、学校ではめんどくさいから」
ため息交じりにそう答えた。
「てか、授業は?」
「サボった、本欲しかったし。」
そういいながら手に持っているファンブックを私に見せる。
「ま、まさか…夜月くんもアニメ好きなの!?」
「なわけないだろ、これは妹に頼まれたんだよ」
なんだ…そうだったのね…
「って…納得してる場合じゃない!私もその本欲しいんだけど!」
「へー」
「へー…じゃなくて!ジャンケンで買ったほうにしよう…」
そう言いかけた時。
____シャラン
鈴の音が聞こえた。
「真澄、頼まれた物買えたの?」
目の前に現れた銀髪の美少年。
「…神沢くん」
神沢かなでだ…