アニメオタクですいません。
や、やばい!!
同じクラスの人…!
急いで後ろを向く私。
「かなで、来たか」
「うん、てかその子…?」
「同じ学校の西田莉乃」
言っちゃったよ、
ためらいもなく言っちゃったよ!!!
くそ夜月、一生恨む。
すると、神沢くんは私の顔を覗き込んだ。
綺麗な瞳が私の時ジィッと見つめる。
う、うわぁ…!
段々顔が熱くなっていく私。
「たしか俺の隣の席だよね?」
「は、はい…」
私は赤い顔をカバンで隠しながら返事をした。
「アニメ好きだったんだ」
…そしてとうとう聞かれた。
何とかごまかせるかな…と思ってたのが間違いだった。
「あ、あのっ」
どうにか、この場をおさめなきゃ。
学校のみんなにばれないためには、どうすればいいか…!
「なんでもするので、私がアニメオタクだということを…ばらさないでください!」