アニメオタクですいません。
…夜月くんだ、
口を開いたのは夜月くんだった。
「…うん」
そうだよ、
アニメが好きなのはやめられなかったんだよ。
「というかさ」
神沢くんも言う。
「真澄の妹も、アニメオタクだけど…別に普通だよな?」
「え」
普通って?
「クラスの子たち、みんな真澄の妹がアニメオタクだって知ってるよ。でも、嫌われる所かクラスのリーダー的存在らしい」
そう…なの?
「西田さんが嫌われてたのはさ、性格のせいじゃん?真澄の妹は明るくて信頼あついらしいよ。…まぁ、本人情報だけど」
本人かよ!
でも…性格か…
「そ、それもひどくないか…」
私は顔を手で隠した。
今なら泣ける!!
「…だから、今のアンタならみんな受け入れてくれるんじゃない?」
すると神沢くんは私の手を顔からどかした。
「西田さんは変わったんでしょ?今のクラスにも友達いるんでしょ?」
そしてニコリと微笑んだ。
「今の西田さんならきっと大丈夫だよ」