アニメオタクですいません。
心にあった重い何かが取れたような気がした。
「なんか二人共、ありがとう!」
私はすぐにお礼を言う。
_____シャラン
神沢くんのカバンから、またあの鈴の音が聞こえた。
「あのそれって」
私は神沢くんのカバンについていた鈴に目を向けた。
「ああ、これは真澄の妹からもらったやつ。なんかここのお店のグッズらしいけど」
やっぱりトリプルピンクちゃんか!
でも、夜月くんの妹さんからもらった物ってことは、アニメ好きなわけじゃないのか…
「…あ」
すると夜月くんは何かを思いついたかのように、私を見た。
「ばらしてほしくない?」
「え?」
「今、かなでに元気づけられたとは思うけど…まだ友達に本当のこと言うには時間が必要だろ?」
たしかにそうだ。
優葉にはまだ言えないよ…
「そしてお前、さっきなんでもするっていったよな?」
ニヤリ、笑った夜月くん。
絶対何か企んでるよ!