アニメオタクですいません。

ああ…そうだ。
私が苦手な時間帯。
ドラマの話題ならまだ話をあわせることができた…


でも、無理なの。
三次元の…リアルの男子の話題は!



「あれ?なんか顔色悪くない?莉乃。」
「そ、そそそんなことないよ!」



目的地の更衣室につくと、優葉は私の顔を見て心配してくれた。
私は急いで返答した。
「変なのー」と、優葉は軽く微笑みながら着替え始めた。



危ない…
怪しまれたとは思うけど、笑ってるから大丈夫だよね!


カタン。ロッカーの音が更衣室に響いた。



「でもさ優葉、他の男子にきゃーきゃー騒いでても彼氏さん怒んないの?」




そう、優葉には彼氏がいる。
リア充なのだ。



まあ、優葉美人だし…当たり前だとは思うけどさ…




「それぐらいで怒ってたら私の彼氏は務まらないよ☆」


何という女だ。


「ほれ、行くよっ!」
「え!?着替えるの早い!」





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