鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
合流
「豊田さんっ!」
駆け寄って豊田にしがみ付く麗華の顔は、既に半べそだった。
麗華にとって、一つ年上の豊田は姉のような存在。
無事を喜ぶ気持ちは肉親以上なのかもしれない。
「装備品の殆どを失ってね…谷口君がいなかったら危ない所だったわ」
そう言って谷口と微笑み合う豊田。
「んん?」
麗華が顔を上げ、二人の様子を見比べる。
「遭難している間に…何か…ありました?」
「え…っ?」
麗華の言う『何か』の意味をどう解釈したのか。
谷口と豊田は赤面した。
駆け寄って豊田にしがみ付く麗華の顔は、既に半べそだった。
麗華にとって、一つ年上の豊田は姉のような存在。
無事を喜ぶ気持ちは肉親以上なのかもしれない。
「装備品の殆どを失ってね…谷口君がいなかったら危ない所だったわ」
そう言って谷口と微笑み合う豊田。
「んん?」
麗華が顔を上げ、二人の様子を見比べる。
「遭難している間に…何か…ありました?」
「え…っ?」
麗華の言う『何か』の意味をどう解釈したのか。
谷口と豊田は赤面した。