鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
山中から聞こえてくる銃声は、止む事がない。
そこかしこで戦術自衛隊の部隊がカマドウマと遭遇戦を繰り返しているようだ。
「小川分隊長」
ポイントマンとしての前方全域警戒をしながら、谷口が言う。
「遭難している間、俺と豊田は新種のカマドウマと遭遇しました」
「新種?」
「はい、虫型のカマドウマが脱皮したもので…二足歩行型の姿に変異したものです。甲殻や筋力も虫型のものに比べて向上していました」
豊田が谷口の説明に補足する。
そんな新種の存在自体、小川は初耳だ。
戦術自衛隊のHQが、カマドウマを地球外生命体と判断したというのも頷ける。
カマドウマはこちらの想像を遥かに超えた生態を持っているようだ。
そこかしこで戦術自衛隊の部隊がカマドウマと遭遇戦を繰り返しているようだ。
「小川分隊長」
ポイントマンとしての前方全域警戒をしながら、谷口が言う。
「遭難している間、俺と豊田は新種のカマドウマと遭遇しました」
「新種?」
「はい、虫型のカマドウマが脱皮したもので…二足歩行型の姿に変異したものです。甲殻や筋力も虫型のものに比べて向上していました」
豊田が谷口の説明に補足する。
そんな新種の存在自体、小川は初耳だ。
戦術自衛隊のHQが、カマドウマを地球外生命体と判断したというのも頷ける。
カマドウマはこちらの想像を遥かに超えた生態を持っているようだ。