鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
だが、数体の擬態型を仕留めたのと引き換えに。
「!!」
麗華は慌ててバスの車内に身を隠す。
対人狙撃銃の弾である7.62ミリ弾が切れた。
もう狙撃銃は使えない。
「くっ…」
仕方なくサイドアームの9ミリ拳銃に持ち替える麗華。
射程も威力も、対人狙撃銃に劣る銃火器だ。
どこまで持ち堪えられるか…。
そうしているうちに。
「っ!」
豊田のMP5も弾薬が尽きた。
彼女もまた、9ミリ拳銃に持ち替える。
窓から外の様子を窺うと、まだ相当数の擬態型が見えた。
89式小銃を構え、こちらを狙う姿が確認できる。
とても二人…しかも拳銃で対処できる数ではない。
「谷口君…もう無理だよ…!」
豊田が唇を噛み締める。
「!!」
麗華は慌ててバスの車内に身を隠す。
対人狙撃銃の弾である7.62ミリ弾が切れた。
もう狙撃銃は使えない。
「くっ…」
仕方なくサイドアームの9ミリ拳銃に持ち替える麗華。
射程も威力も、対人狙撃銃に劣る銃火器だ。
どこまで持ち堪えられるか…。
そうしているうちに。
「っ!」
豊田のMP5も弾薬が尽きた。
彼女もまた、9ミリ拳銃に持ち替える。
窓から外の様子を窺うと、まだ相当数の擬態型が見えた。
89式小銃を構え、こちらを狙う姿が確認できる。
とても二人…しかも拳銃で対処できる数ではない。
「谷口君…もう無理だよ…!」
豊田が唇を噛み締める。