鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
一方、こちらは小川と麗華。
「…どうした?」
解散したにもかかわらず小川の前に残る麗華を見て、彼は訝しげな顔をする。
「二時間は休憩だ、好きにしていいぞ?しばらく駐屯地に戻ってこれなかったから、疲れているだろう?」
ここ数日、哨戒偵察任務を続けながら軽装甲機動車で寝泊まりをしていた為、小川分隊はまともな休息をとっていない。
食事も戦闘糧食ばかりだった。
疲労が蓄積している筈だ。
「飯でも食って来い、また出動命令がかかったら、今度はいつ温かい飯が食えるか分からんぞ?」
「えへへ…その温かいご飯をですね…」
照れ臭そうに上目遣いで小川を見る麗華。
「小川分隊長、ご一緒に如何かな…と思いまして…」
「…どうした?」
解散したにもかかわらず小川の前に残る麗華を見て、彼は訝しげな顔をする。
「二時間は休憩だ、好きにしていいぞ?しばらく駐屯地に戻ってこれなかったから、疲れているだろう?」
ここ数日、哨戒偵察任務を続けながら軽装甲機動車で寝泊まりをしていた為、小川分隊はまともな休息をとっていない。
食事も戦闘糧食ばかりだった。
疲労が蓄積している筈だ。
「飯でも食って来い、また出動命令がかかったら、今度はいつ温かい飯が食えるか分からんぞ?」
「えへへ…その温かいご飯をですね…」
照れ臭そうに上目遣いで小川を見る麗華。
「小川分隊長、ご一緒に如何かな…と思いまして…」