鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
「待った待った」
そう言って駆けて来たのは小暮だった。
何やら長尺の荷を担いでいる。
彼はそれを、軽装甲機動車の荷台に積み込んだ。
「小暮三等陸曹、それは?」
小川の問いに。
「…何年か前に島嶼奪還共同対処訓練に参加した時に、アメリカ海兵隊の奴と仲良くなってな…ソイツに無理言って融通してもらったんだ」
小暮は荷のカバーを外す。
それは対物狙撃銃バレットM82A1と、使用する12.7x99ミリNATO弾の予備弾薬だった。
「ま、マズイですよ小暮三等陸曹!武器の横流しなんて!」
豊田が声を上げるが。
「大丈夫だよ、表向きには戦術自衛隊の有償援助調達って事にしてあるからよ」
小暮はニヤリと笑った。
そう言って駆けて来たのは小暮だった。
何やら長尺の荷を担いでいる。
彼はそれを、軽装甲機動車の荷台に積み込んだ。
「小暮三等陸曹、それは?」
小川の問いに。
「…何年か前に島嶼奪還共同対処訓練に参加した時に、アメリカ海兵隊の奴と仲良くなってな…ソイツに無理言って融通してもらったんだ」
小暮は荷のカバーを外す。
それは対物狙撃銃バレットM82A1と、使用する12.7x99ミリNATO弾の予備弾薬だった。
「ま、マズイですよ小暮三等陸曹!武器の横流しなんて!」
豊田が声を上げるが。
「大丈夫だよ、表向きには戦術自衛隊の有償援助調達って事にしてあるからよ」
小暮はニヤリと笑った。