鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
そんな思惑があっての『谷口 誠一等陸士の拘束及び引き渡し』。
無論小川は納得できない。
何の根拠もなく…ただ谷口が日本人ではないというだけでの嫌疑。
通達に従うには、あまりにも抵抗があった。
小川分隊に配属された谷口とも交流を図り、隊の仲間として共に協力し合おうと決めたばかりだ。
そんなつまらない理由で、仲間を疑ったり隊内から外したり。
馬鹿げているにも程がある。
「お言葉ですが」
小川は意見を返す。
「せめてあの生物の調査結果が分かるまで…人為的な痕跡があるかどうかはっきりするまでは、谷口の拘束及び引き渡しは待って頂きたい」
無論小川は納得できない。
何の根拠もなく…ただ谷口が日本人ではないというだけでの嫌疑。
通達に従うには、あまりにも抵抗があった。
小川分隊に配属された谷口とも交流を図り、隊の仲間として共に協力し合おうと決めたばかりだ。
そんなつまらない理由で、仲間を疑ったり隊内から外したり。
馬鹿げているにも程がある。
「お言葉ですが」
小川は意見を返す。
「せめてあの生物の調査結果が分かるまで…人為的な痕跡があるかどうかはっきりするまでは、谷口の拘束及び引き渡しは待って頂きたい」