鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
「ま、まぁいいじゃない」
豊田が場を和ますように声を上げる。
「どっちにしても、宿営地に戻ってきた訳だし。まずは傷と疲れを癒すのが先決だよ。ね?」
声をかける豊田に、隊員は頷いた。
「もし」
小川が隊員の顔を見る。
「もし、お前がこのままこのダルフールに残って、帰国する事なく任務を続行するというのなら…我々の部隊がお前を預かる。一晩休んで熟考して…その気になったならいつでも声をかけてくれ」
豊田が場を和ますように声を上げる。
「どっちにしても、宿営地に戻ってきた訳だし。まずは傷と疲れを癒すのが先決だよ。ね?」
声をかける豊田に、隊員は頷いた。
「もし」
小川が隊員の顔を見る。
「もし、お前がこのままこのダルフールに残って、帰国する事なく任務を続行するというのなら…我々の部隊がお前を預かる。一晩休んで熟考して…その気になったならいつでも声をかけてくれ」