鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
ただ突っ込むだけでは埒があかないと踏んだのか。

ディアボ達は次第に驚くべき行動に出る。

所有していた手榴弾のピンを抜き、それを投げずに突入して来る!

宿営地に少しでも近い所で自爆し、被害を与えようという作戦だろうか。

まるで特攻だった。

命知らずのディアボらしいやり方と言えばそうだが…。

「信じられない…幾ら生物兵器だからってこんなやり方…!」

豊田が目を背ける。

これではディアボは無駄死にだ。

だが、近づけさせる訳にはいかない。

隊員達は接近する前にディアボを撃ち、結果ディアボ達は宿営地とは関係のない所で無意味に爆死していく。

< 474 / 650 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop