鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
小川、小暮、谷口、豊田。

彼らもまた、戦闘後の事後処理に当たっていた。

「こんなに大勢のディアボを保有していたなんて…」

まるで地獄のような光景に、豊田は言葉少なだ。

「たった一社のPMSCsが、ここまでの数の生物兵器を提供するのか…」

谷口もまた、ARMOUR社の軍事力に驚愕する。

このダルフールだけではないのだ。

こうしている今も世界中の紛争地帯で起きている戦闘やテロ。

その殆どにARMOUR社は武器や兵器、ディアボを提供し、戦争で金儲けをしている。

武力を提供する事で戦火を拡大させ、それによって私腹を肥やしているのだ。

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