鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
その谷口に。
「谷口さんは…何故戦術自衛隊に入隊したんですか…?」
三浦が問いかける。
「俺は…子供の頃からリベリア国民愛国戦線で少年兵として戦わされていた…戦争が日常になっていた…だからこんな場所で銃を持って歩いている事もそれほど違和感はない…だけど、谷口さんや麗華、豊田さん達は違う筈だ…平和な日本で生まれ育って、戦争や実戦とも無縁の筈…何でわざわざ危険な任務に…?」
「…俺も三浦と一緒だ」
谷口は三浦の顔を見る。
「お前は日本とリベリアのハーフだそうだな…俺もアジアの某国出身…日本人じゃない」
「!…そうだったんですか」
その事を知らなかった三浦は、驚いた表情を見せる。
「某国だって、南北に分かれて緊張状態が続いている…日本とも仲は良くないしな…貧困や戦争が日常なのは、俺だって変わらない」
「谷口さんは…何故戦術自衛隊に入隊したんですか…?」
三浦が問いかける。
「俺は…子供の頃からリベリア国民愛国戦線で少年兵として戦わされていた…戦争が日常になっていた…だからこんな場所で銃を持って歩いている事もそれほど違和感はない…だけど、谷口さんや麗華、豊田さん達は違う筈だ…平和な日本で生まれ育って、戦争や実戦とも無縁の筈…何でわざわざ危険な任務に…?」
「…俺も三浦と一緒だ」
谷口は三浦の顔を見る。
「お前は日本とリベリアのハーフだそうだな…俺もアジアの某国出身…日本人じゃない」
「!…そうだったんですか」
その事を知らなかった三浦は、驚いた表情を見せる。
「某国だって、南北に分かれて緊張状態が続いている…日本とも仲は良くないしな…貧困や戦争が日常なのは、俺だって変わらない」