鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
そんな中でも、小川と豊田の二人は攻撃の手を緩めない。

「装填!」

空になった弾倉をリリースしつつ、豊田がM16にリロード。

その間は小川が生体兵器を牽制する。

しかし、14.5ミリ弾や40ミリグレネード弾さえ意に介さない相手だ。

5.56ミリ弾など、蚊に刺されたほどにも感じていない。

醜悪な顔を向けたかと思うと。

「!!」

左肩のギロチンのような刃で体当たりを仕掛けてくる!

咄嗟に飛び退く小川。

そのまま壁に突っ込んだ生体兵器は、コンクリートの壁面を容易に崩落させた。

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