鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
とにかく一刻も早く小川達と合流しなければ。

少数での行動は危険だ。

瓦礫撤去作業という事で、十分な弾薬なども持っていない。

「急ごう、山を下っていれば小川分隊長達と合流できる筈だ」

「うんっ」

豊田と共に山道を下ろうとする谷口。

その時だった。

「!?」

二人を見下ろす山の傾斜。

その上方から、数匹のカマドウマが飛び降りてくる!

その存在に気付かなかった二人は迎撃する事もできずに押し倒され、山の急勾配を転がり落ちていく!

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