“ヒカリへの道”
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「そろそろ離れるきになった?」
嫌がらせのことを気づかれそうになってる私に、やばいと思ったのか
入学して1ヶ月半ぐらいたった頃、また私はあの教室に呼ばれた。
「前にも言いましたが、私は暴力になんて屈しませんし、理論的に離れるのは無理です」
意見を変えようとしない私に、再び飛んでくるこぶし。
それを避けて、反撃する。
ま、寸土めだけどね…
さすがになんどもやられてたら、避けることだって出来るようになるっつうの
なんて思ってたら
「あんまり調子に乗るなよ!」
はい、またリンチが始まりました…
今回は気絶するまではいかず
「これ以上調子に乗ってたら、もっと酷い目に会うから、覚悟しとけよ?」
まるで捨てぜりふを吐いて、教室を出ていこうとする先輩に
「分かりました。
なら、私にも少し考えがあります。
今回殴られた傷と、今までされてきたこと全て光に話します」