“ヒカリへの道”
ばんっ
「おい、起きろ」
ん?
「お前、いつになったら出ていくわけ?
いい加減気づけよ、お前は要らないんだよ
どうして産んじゃったんだろうな…」
なにを言ってるの?
あ、そうか私熱あるから可笑しくなってるのかな…
「いつまでも寝転んでないでさっさと起きろ」
グイッと引っ張られる腕、その痛みでこれが現実だってことを思い知らされる。
「な、さっさと出ていってくれない?」
出ていけ?
さんざん人を玩具のように扱っといて、最後にはそれかよ。
意味わからない。
悔しい、悔しい、悔しい…
「何なんだよ、自分の子だからって私はお前らの玩具じゃないんだ!
出ていけとか言われても無理に決まってるだろ!」
貯めていた怒りが爆発した…
「じゃあ、死ねば?」