“ヒカリへの道”
光に会いたい…
会いたいよ…
しんでもいいやって思ってたのに、光のことを思い出しただけで、死ぬのが怖くなった。
でも、家に帰るわけにも行かずまたとぼとぼと歩き出した。
いや、歩き出そうとした時…
キキィー
ブレーキの滑る音
キャー
周りの人たちの叫び声
「凜っ!」
そこにまじって聞こえる光の声…?
でも、すぐあとに
ドンッ
体に走った衝撃…
あー、私死ぬんだ
そんなことを思いながら私は意識を手放した。