“ヒカリへの道”
気がすんだのか、両親は揃ってリビングへ入っていった。
二人を見届けてから立ち上がり、部屋へと向かう
身体中が痛かった。
制服を脱いで、汚れを払う。
途中、鏡に移った自分を見て泣きそうになった
アザだらけの体…
絶対服とかで隠れる場所しか殴らない両親
悔しい、悔しい、悔しい
私は何もしてないのに、親の言うことを聞いてそのままの行動をしてきたのに…
勉強だって、運動だって
習い事だって、全部、全部…
それなのに今度は、つまらないとか、面白くないとか
わたしに両親は何を求めてるのかわからない…