“ヒカリへの道”
15分後…
「ごめん!」
土下座する勢いで謝る光を見下ろす棗の姿を見ることになった。
けど、これだけで終わらない
「じゃあ行こうか」
「あー、そうだね」
私、棗はこれまた当たり前のように集合場所から離れようと足を動かす。
その後ろからついてくる、密かに安堵の表情を浮かべてる光と共に。
ピーンポーン
鳴り響いたチャイムに返事はない。
鞄の中からキーケースを取り出してそれを差し込む。
ガチャッ
「百合ー!
早く起きろ!!!」
躊躇いもなく玄関をくぐり真っ直ぐある一室へ
そこには幸せそうに眠る百合の姿が合った。