“ヒカリへの道”
1
次の日…
重い体を引きずるようにして学校に向かう。
学校が苦になることはなかった。
両親と少しだけでも離れてられるから…
1年3組の教室に入り黒板に張られている席に座る。
何人か登校してきていたが、教室はシーンとしていた。
私も誰かと話そうとせず、ケータイを触っていた。
ガラガラー
ガタンっ
どれくらいの時間がたっただろう。
いつのまにか教室にはほとんどのクラスメイトが集まっていた。
「横よろしくな!
俺、小野 光。光って呼んで?」
「あ、うん。
加納凜です、よろしく」
隣の席の子も来ていたらしく、息なり自己紹介される。
光か……