君の瞳に映らなくても



あの日あたしは朝から体調が悪く


授業中もがんばっていたけれど


帰り道にピークを迎え、道端にうずくまってしまった





そんな時


君が優しく声をかけてくれたんだ


“大丈夫?“って



あたしはそのときの君の笑顔が眩しくて


体調が悪かったのも忘れて




“ごめんなさいっ、大丈夫ですっ!すみませんでしたっ!“



って急いで逃げちゃったんだ



あのとき逃げなければどうなっていたんだろう…



せめてもう少しお話すればよかったのかな…










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